【書評】紅蓮館の殺人をネタバレなしでレビュー!

小説
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この記事では

阿津川 辰海さんが書かれた「紅蓮館の殺人」についてネタバレ無しでレビューしていきます

是非、最後までご覧ください

あらすじ

山中に陰棲した文豪に会うため、高校の合宿をぬけ出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。だが翌日、吊り天井で圧死した彼女が発見された。これは事故か、殺人か。葛城は真相を推理しようとするが、住人と他の避難者は脱出を優先すべきだと語り—。

タイムリミットは35時間。生存と真実、選ぶべきはどっちだ。

文庫本背表紙より引用
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おすすめポイント

本書での特におすすめポイントはここ!

  • 探偵と元探偵の推理
  • 伏線がきれいに回収される

順番に見ていきましょう

探偵と元探偵の推理

館内で起きた事件解決に向け、真実を追求している友人の葛城

その前に現れたのは主人公が昔憧れた探偵の女性でした

しかし、とある事件をきっかけに探偵は辞めたという女性はもう2度と謎は解かないという

そして起こった事件に彼女はどのように向き合うのか

友人の葛城の推理と元探偵の女性は互いに推理をしながら

最後には予想していない真実にたどり着きます

伏線がきれいに回収される

推理小説になくてはならない伏線

読書も一緒に謎を解いていく感覚を味わうために多くの作品でさりげなく伏線を入れています

この作品でもいくつかの伏線が登場しますが

どの伏線もしっかり回収してくれます

読み終わったあとに

ところであれはなんだったんだろうということが少ない印象でした

なかにはこれ伏線だったのかと

読んでいた時は気付かなかった伏線や謎もありました

1度読んで答えを見たらもう一度読みたくなる

そんな作品でした

感想

推理小説の醍醐味は

伏線をどれだけきれいに回収するかと

なぜ起こったかの事件の動機です

この作品ではそのどちらも満たしながら

2人の探偵による推理合戦が

読んでいて最高にワクワクさせてくれました

この本はシリーズもので

2021年には「蒼海館の殺人」

2024年には「黄土館の殺人」が発売されました。

こちらも合わせて是非読んでみてください!

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著者紹介

今回の著者は阿津川 辰海さん

2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』(光文社)でデビュー

〈館四重奏〉シリーズ

  • 紅蓮館の殺人(2019年9月 講談社タイガ)
  • 蒼海館の殺人(2021年2月 講談社タイガ)
  • 黄土館の殺人(2024年2月 講談社タイガ)

その他の小説

名探偵は嘘をつかない(2017年6月 光文社/ 2020年6月 光文社文庫)

星詠師の記憶(2018年10月 光文社  / 2021年10月 光文社文庫)

透明人間は密室に潜む(2020年4月 光文社)

収録作品:透明人間は密室に潜む / 六人の熱狂する日本人 / 盗聴された殺人 / 第13号船室からの脱出

入れ子細工の夜(2022年5月 光文社)

収録作品:危険な賭け 〜私立探偵・若槻晴海〜 / 二〇二一年度入試という題の推理小説 / 入れ子細工の夜 / 六人の激昂するマスクマン

録音された誘拐(2022年8月 光文社)

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます

このブログでは他にも本の紹介や

生活に役立つ記事を書いているので

是非他のも読んでみてください。

それではまた次の記事でお待ちしています。

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